ピラティスKは痩せる?何ヶ月・週何回?効果と痩せない理由を解説

ピラティスKで痩せる?効果と頻度解説
ピラティスKで痩せる?効果と頻度解説

ピラティスKに通って体重が減る可能性はあります。ただし、「週○回・○ヶ月通えば必ず痩せる」というものではありません。

2026年9月に公開された成人女性を対象とするメタ解析では、12研究・約540人を分析した結果、一般的なピラティスで体重とBMIの有意な改善が確認されました。一方、体脂肪率や腹囲などでは、有意な統合効果が確認されていません。

ただし、この研究はピラティスKの利用者を対象とした研究ではありません。 そのため、「ピラティスKに通えば○kg痩せる」と考えるのではなく、体重と見た目の変化を分けて判断することが大切です。

ピラティスKで痩せたい場合は、目的に合わせて次のように考えてみましょう。

  • 体重を落としたい人は、ピラティスKだけでなく、普段の活動量や食生活も含めて考えましょう。
  • お腹や脚などの見た目を引き締めたい人は、体重だけで判断せず、写真やウエスト、服の着用感なども確認しましょう。
  • 運動習慣がない人は、週1回など無理なく続けられる頻度から始め、普段の活動量も少しずつ増やしてみましょう。
  • お腹や下半身など気になる部位がある人は、Basicだけでなく、WaistやHip & Legなど目的に合ったレッスンも検討してみましょう。

「体重を減らしたいのか」「体重より見た目を変えたいのか」まで決めておくと、ピラティスKが自分に合うか判断しやすくなります。

ピラティスKは痩せる?体重だけでなく見た目の変化も確認しましょう

ピラティスKを含むピラティスで体重が減る可能性はありますが、体重減少と見た目の変化は分けて考えることが大切です。

2026年9月に公開された成人女性を対象とするメタ解析では、12研究・約540人を分析した結果、一般的なピラティスで体重とBMIに有意な改善が確認されました。

一方、体脂肪率・腹囲・ウエストヒップ比では、有意な統合効果は確認されていません。

また、研究ごとに対象者・期間・頻度などの条件が異なります。さらに、この研究はピラティスK利用者を対象としたものではないため、研究結果を「ピラティスKに通えば○kg痩せる」という予測には使えません。

出典:PubMed「Effects of Pilates Programs on Body Composition, Flexibility, Muscular Strength, Balance, Functional Performance and Respiratory Function in Adult Women」

比較するポイント体重の変化を確認する場合見た目の変化を確認する場合
体重計数字の変化を確認します数字が変わらない場合もあります
ウエストサイズの変化も参考にします見た目と合わせて確認できます
姿勢体重とは分けて考えます立ち姿の印象を比較できます
ボディライン体重だけでは判断できません写真などを使うと比較しやすくなります
確認方法同じ条件で体重を測ります写真・ウエスト・服の着用感などを確認します

体重を落とすことが第一の目標なら、ピラティスKだけで完結させず、食生活や日常の活動量まで確認しましょう。見た目を引き締めたい場合は、体重計だけで効果を判断せず、写真やウエストなども確認することをおすすめします。

目的によって「何を効果として見るのか」を変えることが大切です。

ピラティスKで身体の変化を感じるまで何ヶ月?

「1ヶ月で痩せる」「3ヶ月なら必ず変わる」といった期間を決めることはできません。

ピラティスに関する研究でも、実施期間・頻度・対象者などの条件は統一されていないため、特定の期間で効果が現れるとは断定できません。

そこでおすすめなのが、1ヶ月後・3ヶ月後など自分で評価するタイミングを決めて、同じ条件で身体の状態を記録する方法です。

たとえば、次の項目を記録しておくと変化を比較しやすくなります。

  • 体重を同じ時間帯に測ります。
  • ウエストを同じ位置で測ります。
  • 同じ服装で正面から写真を撮影します。
  • 同じ服装で横向きの写真を撮影します。
  • 同じパンツやスカートを着たときの感覚を確認します。
  • 期間中に受けたレッスン回数を記録します。

「開始時・1ヶ月後・3ヶ月後」のように同じ条件で記録すると、体重だけでなく見た目の変化も比較できます。

ただし、1ヶ月後や3ヶ月後という期間は「効果が出る時期」を示すものではありません。自分の身体の変化を振り返るための区切りとして利用してください。

一定期間続けても、自分が重視している指標に変化を感じない場合は、レッスン頻度だけでなく、普段の活動量や食生活も振り返ってみましょう。

ピラティスKは週何回通えば痩せる?

「週○回なら痩せる」という決まった回数はありません。運動習慣がない人は、週1回など無理なく続けられる頻度から始めてみましょう。

厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人に対して「今よりも少しでも多く身体を動かす」ことを基本としています。

また、歩行または同等以上の身体活動を1日60分以上行い、息が弾み汗をかく程度の運動を週60分以上行うことなどが推奨されています。

ただし、これはピラティスKへ週○回通うことを推奨している基準ではありません。

ピラティスKのレッスン回数だけでなく、通勤・買い物・散歩なども含めて、1週間全体でどのくらい身体を動かしているかを考えるための参考にしてください。

出典:厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」

頻度どのような人が検討しやすいか判断するときのポイント
週1回運動習慣がない人や忙しい人が始めやすい頻度ですまずは無理なく継続できるか確認しましょう
週2回定期的に身体を動かしたい人が検討しやすい頻度です仕事や家庭と両立できるか確認しましょう
週3回以上運動する時間を確保しやすい人が検討できます疲労や予定とのバランスも確認しましょう

※上記はピラティスKの効果を保証する回数ではなく、通い方を考えるための目安です。

週3回を目標にして続かなくなるよりも、週1回から始めて普段歩く時間も増やすなど、自分が継続できる運動習慣を作ることから始めましょう。

ピラティスKで痩せるかは「週何回」だけでは決まりません

身体の変化を考えるときは、レッスン頻度・継続期間・日常の活動量・食生活・もともとの身体状態を一緒に確認することが大切です。

これは医学的な計算式ではなく、同じ頻度で通っても人によって結果が異なる理由を整理するための考え方です。

たとえば、同じ週2回でも、電車で通勤して買い物にも歩いて行く人と、在宅勤務が中心でそれ以外の時間をほとんど座って過ごす人では、1週間の身体活動量が異なります。

厚生労働省でも、身体活動を「運動」だけに限定せず、家事・労働・通勤などの「生活活動」まで含めています。

そのため、ピラティスKの回数だけで結果を判断せず、レッスン以外の生活も含めて考えることが大切です。

ピラティスKに通っても痩せないと感じる5つの理由

1.体重だけで効果を判断している場合があります

体重を減らすことが目的なら、体重計の数字は重要な判断材料になります。

一方、ボディラインを変えたい場合は、体重だけでは変化を把握しにくいことがあります。

体重だけでなく、ウエスト・写真・同じ服を着たときの感覚も組み合わせて確認してみましょう。

2.短期間だけで判断している場合があります

数回のレッスンで大きな体重減少を期待すると、継続した場合の変化を確認する前に「効果がなかった」と判断してしまう可能性があります。

開始時と自分で決めた評価時期に同じ項目を記録し、変化を比較してみましょう。

3.ピラティスK以外で身体を動かす時間が少ない場合があります

デスクワークが中心の人は、レッスンがない日の過ごし方も確認してみましょう。

通勤・散歩・買い物などを含めて、日常生活の中で身体を動かす時間を少しずつ増やすことも大切です。

4.食生活を含めたエネルギー収支を考えていない場合があります

体重を落とすことが目的なら、身体活動だけでなく食生活も関係します。

極端な食事制限をするのではなく、普段の活動量と食生活の両方を振り返ってみましょう。

5.目的とレッスンが合っていない場合があります

ピラティスKには、全身を動かすBasicだけでなく、お腹やお尻・脚などを意識した目的別のプログラムがあります。

全身の基礎から始めたい場合はBasic、お腹周りを重点的に動かしたい場合はWaist、お尻や脚を重点的に動かしたい場合はHip & Legなど、「どこをどう変えたいのか」からレッスンを選んでみましょう。

痩せたい人におすすめのピラティスKのレッスン

ピラティスKでは、ビギナー向けのBasicのほか、お腹を集中的に鍛えるWaist、お尻・脚を集中的に鍛えるHip & Leg、Shape Up Waistなど複数のプログラムが用意されています。

出典:ピラティスK公式サイト「プログラム」

目的候補となるレッスン選ぶときの考え方
初めてマシンピラティスを行う場合Basic基本的な動きから始めたい人が検討しやすいプログラムです
基礎からゆっくり取り組みたい場合Pre Basic身体の使い方から確認したい人に向いています
お腹周りを重点的に動かしたい場合Waistお腹周りを意識して運動したい人が検討できます
お尻や脚を重点的に動かしたい場合Hip & Leg下半身を意識して運動したい人が検討できます
お腹をさらに重点的に動かしたい場合Shape Up Waistお腹を意識したプログラムを選びたい人が検討できます

運動初心者はBasic・Pre Basicから検討してみましょう

初めてマシンピラティスを行う場合は、まずBasicを検討してみましょう。

マシン操作や身体の使い方からゆっくり覚えたい場合は、Pre Basicも選択肢になります。

お腹周りが気になる人はWaistを検討してみましょう

お腹周りを重点的に動かしたい場合は、Waistが候補になります。

「体重よりウエストラインが気になる」という人は、自分の目的に合わせて選んでみましょう。

お尻や脚が気になる人はHip & Legを検討してみましょう

お尻や脚を重点的に動かしたい場合は、Hip & Legが候補になります。

慣れてきたらShape Up Waistも検討してみましょう

お腹をさらに意識したレッスンを受けたい場合は、Shape Up Waistも候補になります。

最初から強度だけで選ぶのではなく、Basicなどでマシンの扱いや身体の動かし方に慣れてから、目的別レッスンを組み合わせると選びやすくなります。

ピラティスKがおすすめな人・おすすめしない人

ピラティスKを検討しやすい人ほかの方法も比較したい人
体重とボディラインの両方を確認したい人短期間で大幅に体重を落とすことを最優先したい人
運動習慣を作りたい人食生活の改善を中心に減量したい人
お腹や脚なども意識して運動したい人高強度の有酸素運動を中心に行いたい人
1人では運動を続けにくい人自宅でも問題なく運動を継続できる人

体重を落とすことだけを最優先にする場合は、ピラティスKだけに頼らず、食生活や日常の活動量も含めて考えましょう。

一方、運動習慣を作りながら、体重だけでなく姿勢やボディラインも確認していきたい人なら、ピラティスKを選択肢に入れやすいでしょう。

後者に近い場合は、体験レッスンを受けて「自分が継続できそうか」を確認してみることをおすすめします。

保存版:ピラティスKの効果を判断する7項目

開始時と自分で決めた評価時期に同じ条件で記録しておくと、体重だけでは分からない変化も比較しやすくなります。

  • 体重は、できるだけ同じ時間帯に測りましょう。
  • ウエストは、毎回同じ位置で測りましょう。
  • 正面写真は、同じ服装・場所・距離で撮影しましょう。
  • 横向き写真も、正面写真と同じ条件で撮影しましょう。
  • 服の着用感は、同じパンツやスカートを使って比較しましょう。
  • レッスン回数は、期間中に何回通ったのか記録しましょう。
  • 普段の活動量は、歩いた時間や座って過ごした時間などを振り返りましょう。

1ヶ月後・3ヶ月後という期間は、効果が現れる時期を示しているわけではありません。自分の身体の変化を比較するための区切りとして活用してください。

ピラティスKの効果確認7項目
ピラティスKの効果確認7項目

ピラティスKで痩せるか気になる人のよくある質問

ピラティスKは週1でも効果がありますか?

週1回でも、運動習慣を作るきっかけにはできます。

運動習慣がない人は、まず週1回など無理なく続けられる頻度から始め、レッスン以外の日の活動量も少しずつ増やしてみましょう。

ただし、週1回通えば体重が減ることを保証するものではありません。

ピラティスKは週2回なら痩せますか?

週2回通っても、必ず痩せるわけではありません。

週2回を無理なく継続できる場合は、その頻度を続けながら体重や見た目の変化を記録して判断しましょう。

ピラティスKは何ヶ月で身体が変わりますか?

「○ヶ月で必ず身体が変わる」という期間を決めることはできません。

開始時・1ヶ月後・3ヶ月後など自分で評価する時期を決め、体重・ウエスト・写真・服の着用感を同じ条件で比較すると、変化を確認しやすくなります。

ピラティスKで何kg痩せますか?

ピラティスKで「○kg痩せる」と示せる根拠はありません。

2026年9月に公開された成人女性を対象とするメタ解析では、12研究・約540人を分析した結果、一般的なピラティスで体重とBMIに有意な改善が確認されています。

一方、体脂肪率や腹囲などでは、有意な統合効果は確認されませんでした。

また、この研究はピラティスK利用者を対象としたものではありません。そのため、研究結果をピラティスK利用者個人の減量予測には使えません。

出典:PubMed「Effects of Pilates Programs on Body Composition, Flexibility, Muscular Strength, Balance, Functional Performance and Respiratory Function in Adult Women」

ピラティスKでお腹痩せできますか?

お腹だけの脂肪が落ちると保証することはできません。

ただし、ピラティスKにはお腹周りを意識したWaistやShape Up Waistなどのプログラムがあります。

お腹周りを重点的に動かしたい場合は、自分のレベルに合うプログラムを確認してみましょう。

ピラティスKで脚痩せできますか?

脚だけの脂肪が減ると保証することはできません。

下半身を重点的に動かしたい場合は、お尻や脚を意識したHip & Legなどを検討してみましょう。

ピラティスKに通うなら食事制限も必要ですか?

ピラティスKに通うからといって、食事制限が必須になるわけではありません。

ただし、体重減少を第一の目標にする場合は、身体活動だけでなく食生活を含めたエネルギー収支も考える必要があります。

ピラティスとジムならどちらが痩せますか?

ジムで行う運動内容によって異なるため、一律には比較できません。

体重減少を最優先し、有酸素運動なども積極的に行いたい場合は、ジムも比較してみましょう。

一方、ボディラインを意識しながらマシンピラティスを継続したい場合は、ピラティスKも選択肢になります。

ピラティスKで痩せない人もいますか?

ピラティスKに通っても、期待していた体重の変化を感じない人はいると考えられます。

一般的なピラティス研究でも、すべての身体組成指標で一貫した改善が確認されているわけではありません。

自分が「体重」と「見た目」のどちらを変えたいのかを決め、目的に合った指標で経過を確認しましょう。

初心者はどのレッスンがおすすめですか?

初めてマシンピラティスを行う場合は、ビギナー向けのBasicから検討してみましょう。

マシン操作や身体の使い方からゆっくり覚えたい場合は、Pre Basicも候補になります。

まとめ|ピラティスKで痩せたいなら「何を変えたいか」から決めましょう

ピラティスKを含む一般的なピラティスで体重が減る可能性はありますが、「週○回・○ヶ月で必ず痩せる」とは言えません。

体重を落としたい場合は、ピラティスKだけでなく、日常の身体活動や食生活も含めて考えましょう。

見た目を引き締めたい場合は、体重だけで判断せず、ウエスト・写真・服の着用感なども確認してみてください。

運動習慣を作りたい場合は、週1回など自分が無理なく続けられる頻度から始めてみましょう。

お腹や脚など気になる部位がある場合は、Basicで基本的な動きを確認したうえで、WaistやHip & Legなど目的に合ったレッスンも検討してみてください。

ピラティスKが目的に合っていそうなら、最後に確認したいのは「自分が継続できそうかどうか」です。

体験レッスンでは、次の4点を確認してみましょう。

  • 60分のレッスンを無理なく受けられたか確認しましょう。
  • インストラクターの説明についていけたか振り返りましょう。
  • 自宅や職場から継続して通えそうか確認しましょう。
  • 「また身体を動かしたい」と思えたか振り返りましょう。

体重が何kg減るかを予想するより、自分が続けられる環境かを確認してから入会を判断するほうが、体験レッスンを有効に活用できます。

参考文献